月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

6月13日のノビタキ

野鳥を写すようになってまだ数ヶ月ですが初めは鳥を見つけることも出来ず、見つけても遠くから近付こうとしてもすぐに逃げられるし全然写せないことばかりでした
カメラを向けた途端に飛び立たれたり近くに居ても気付かずに動いてしまい逃げられたり失敗ばかり・・・
今でも毎回失敗ばかりなんですが少し気付いたことがあります
出掛けた先で「よーし写すぞ!」と着いた途端動き出すのではなく一呼吸置いてゆっくりと周りを見渡し鳴き声や存在を確かめてからカメラを準備
そして鳴き声の聞こえる方へ真っ直ぐ向かうのではなくゆっくりと歩きながら時折足を止めて木や空を眺めていると何も居なかったように思えた木や草むらに虫がいたり花が咲いていたり色んなものが見えてきます
林や森に入ったらまるで鳥を狙うように探すのではなく1・2歩進んだら足を止めてボーっとしていると風を感じたり枝や葉が揺れ擦れる音を感じたり個の野鳥を探すのではなくその林や森の全体を感じてみると言うかノンビリとその空間の流れを感じていると何か動いたり居るのが判り易くなるような気がします
どうも文書で書こうとすると自分の癖は難しく書いてしまうことなんですが簡単に書けば自然の中でノンビリ待っていると鳥の方も警戒しなくなるみたい・・・かな?(笑)

散歩を終えて車に戻る前に小鳥達がいる林の方へカメラを向けてもみんな葉が重なって見え辛い上の方へと逃げていってしまいます
以前なら諦めてすぐ移動してしまっていたんですが最近そう感じるようになってきたのでノンビリと腰掛けて草むらでその木を見上げていたら最近続いている雨で湿った匂いや肌寒い風などに混じって草の擦れる音や遠くを走る車の音など普段なら気にも掛けないものを感じました
すると木の上の小鳥達も近くの枝に降りてきて草むらに隠れていた鳥たちも鳴き出したり飛び交ったり
そして目の前の枝には見たことの無い頭の黒い小鳥が飛んできて「ピチュピチュ」と鳴いています
以前なら「写したい、写したい」と気を競りながらカメラを向けてシャッターを押すのですがゆっくりとカメラを構えてAFが合っても急がず写してみました
小鳥が飛んでいくまで何枚か写しましたが車に戻りヤマケイポケットガイドで調べてみるとノビタキという名前なんですね
頭は黒いのに淡く橙の胸元が可愛いアクセントの小鳥でしたー
まだまだ未熟な自分ですが野鳥を写すようになって「気付かれないように探す」と懸命になるより「自然に馴染んで見る」方が特に小さい鳥などは見つけ易かったり写し易かったりするのかな?と最近感じるようになりました
今日はツバメやヒバリに加えて最後にノビタキも写すことが出来て1時間ちょっとの散歩でしたが充分楽しめました!
でも・・・車に乗ってから気付いたのですが・・・雨続きで草むらも湿っていてノンビリ腰掛けていたらお尻が湿っぽくなっちゃっていましたー(笑)