月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

月の場所探し

昨日のブログに書いた「今の月位置」の把握方法ですが言葉だけで書くと簡単なことなのに上手く文章に出来ず難しいというか判りづらい表現でしたので今回は図入りで(笑)
子供の頃に憶えたものなので正確な月の位置や高さを示す値の求め方ではないのですが今どの辺りに月がいるのかを時計の長針短針に見立てて把握する方法です
何の本に載っていたのか子供の頃の記憶なので曖昧ですが理解すると上弦前の青空に細く淡い月を見つけることも大よその位置が変わりますので見つけ易いですし大体でも月齢が判っていれば月がいつ頃昇ってくるのかなども知ることが出来ます
時計の中心を地球と考えて太陽が長針(赤い○)、月が短針(白い○)と見立てます

新月は地球から見て太陽と月が同じ方向なので12時ちょうどの形になります

上弦は月を見て右側から太陽の光を浴びている半月ですから地球から見て月は左側にあることになります
ですから時計で例えると9時の形になります

満月は地球を挟んで太陽と月が反対側に位置するので6時ですね

同じように下弦を考えると上弦の反対ですから3時の形になります

では昨日の月はどうだったのでしょう?新月から上弦、上弦から満月、満月から下弦、下弦から新月という満ち欠けは約7日ちょっとで移り変わります
では新月から5日目の昨日の月は月齢が5ということですから時計の9から12までの間を7等分した5個目の位置に短針(月)がある形になるんです
この形を昼に見上げた光景に重ねてみましょう、長針である太陽が真上に来ているお昼に月は地平線から約2つ分昇った位置に見えることとなります

昨日の月の位置が判りましたね、そこでこの時計の形で昨日の別時刻の月の位置を把握してみましょう
お月見と言えばやっぱり夜ですから月齢5の昨日の月は日没時には何処にいるのか、時計を寝かせて考えるのではなく壁掛けとか腕時計を見るときにかざした状態を思ってくださいね
12の場所にある長針が太陽ですからその太陽が西に沈んでいくのですから時計を右へと傾けて横向きにします
すると短針が上へと向いてゆきますよね、そして9が真上に向き月齢5の位置にある短針(月)はそれよりもやや西側を指しているのでその方角や高さに月が見えている筈なんですねー
ただ季節などで変化するものですのであくまで「おおまかな位置」を知ることしかできませんが新月・上弦・満月・下弦のどれからか何日目だと月齢が判れば自宅などで見る方角が限られてしまう窓でのお月見では外に出て空を見回さなくても「今ならあの部屋から見ればいい」とか把握がしやすくなりますね

どうでしょうか?判ってしまえば簡単な月の周期把握なんですが言葉にして説明しようとすると言葉回しとか難しいですね!
これって正確に月の動きを説明したり予測するには当て嵌まらなかったり大雑把すぎる方法なんですが子供などが月に興味を持つには凄く判りやすい例えだと40半ばになった今でも使わせていただいております