月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

6月7日の月(淡月)

夕方の雷雨も過ぎて日が沈み始めた西の空に月が浮かんでいます、でも雷雨の名残りか低い雲が広がっていて昨日と同じように姿がハッキリ見えません

昨日と少し違うのは雲が斑な厚さで月の光は見えるのですが姿が淡くしか見えない状態が続きます
昨日は昼に雷雨でしたが今日は夕方に雷雨がありましたので大気中に水分が沢山漂っているのかもしれませんね

青空に浮かぶ月は普段でも淡くって空に溶け込むような美しさがあるのですがそれに雨の影響が重なって霧が掛かったように光が広がっています
少しでも月の姿が見えるようにと露出を変更して明るさを抑えて写しましたが・・・模様は判っても地形の様子は難しいですね
9日が上弦ですので半月に向かって満ちてきましたが西空には分厚い雲が広がっていますし今夜もクッキリとしたお月見は無理かなー?
でも雨が続く中でも淡い月が見れただけでも満足と二階から降りてきました


よく「何で今の月の位置が判るの?」と妻や友人に聞かれるのですがこれが憶えてしまえば意外に簡単でして自分も中学生時代に覚えた方法を今もそのまま使っています
アナログの時計を思い浮かべてください、新月は昔の暦でも月の初めでしたが太陽と月の向きが同じになるのが新月です
ですので時計の針で例えると長針が太陽とすれば短針が月で考えます、時計の中心が地球なんですが新月は太陽と月が同じ方向なので12時ちょうどなんです
ですから朝東の空に太陽があれば月も同じ東の空ですので見えません、次は新月から約1週間が過ぎて迎える上弦です
上弦は地球から太陽を見て東側(左側)にあるので時計で言うなら9時になります、ですから朝に太陽が東空にあれば月はまだ地平線の下
お昼に太陽が高く昇った頃に月が東の空に見え始めます、夕方太陽が西に沈み始めれば時計を右横に倒したのと同じですから月は9時の位置すなわち南の空の高い位置にいることになります
でわ満月はどうでしょう?地球を挟んで太陽の反対側に月はきていますので時計で示すと6時になります
朝太陽が東の空に昇り始めると月は反対側ですので西の空へと沈んでゆきます、逆に太陽が西の空に沈んでいくと東の空からは丸い月が昇ってくることになるんです
下弦も同じように考えると何時になるのか判りますよね、上弦とは反対の位置にいるのですから時計で言えば3時
太陽が昇り始めた時にはもう月は高い位置に昇っていてお昼になるころには沈み始めています、そして日暮れになっても月は地球の反対側で高い位置にいるのでしょうね
下弦の月が昇り始めるのは深夜過ぎ、ちょうど地球の反対側がお昼を迎えた頃にこちらでは下弦の月が昇ってくることになります
では新月・上弦・満月・下弦以外の日はどう考えるのでしょう?
それは先程書いた時計の見かたで四等分した間を約1週間で割って考えれば大まかですが太陽の位置と月の位置が判ることになりますね
一番大切なので「新月はいつだったか?」「上弦は何日前?」「満月は過ぎた?」など生活に月の満ち欠けを昔の暦のように意識することなんです
夏冬の日照時間の違いや季節によって正確な位置を示さないのですがおおまかに「今の月は何処?」「今夜は月が出るの?」と考える時に部屋の時計や腕時計を見て「上弦が近いから9時、もう日暮れだから時計を右下に傾けていったら9の文字が上になるってことだから月は南の空の高い位置を過ぎた辺りにいるね」と曇っていても月の位置を把握できますよ!