月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

5月19日の月

肩が少し炎症しているのか薬を飲んでいるのですが少し熱が・・・痛みは落ち着いたのですがちゃんと治るまでは無理できないですねー
「若い時と違って治るのに時間が掛かる年齢になってきてますのであまり無理してはいけませんよ」と医者に言われた言葉が染みてきちゃいます(笑)

さて今夜も月が昇ってきました、かなり南側に出てくる場所が移動していますね
これからは再び東側へと戻ってゆきますが月の出る時間と同じで出てくる方角も少しずつ変化しているのを感じる瞬間ですね

低い位置での月ですから赤味が強く見えていますね、ここで再びデジカメの光源設定のWB(ホワイトバランス)を変えて色々写してみましょう!
まずはいつものオート設定ではいつものように赤いと言うか橙色っぽく写ります、これだと直に見た色より少し濃く見えちゃうのですが露出も−にしているので目で見たよりも濃く写ってしまうのも加味されているんでしょうね

そしてこちらが電球設定です、裸電球みたいにやや黄色っぽい色の影響を抑えるためなのか橙色が無くなった代わりに白黒写真のような色彩に・・・これだと高い位置に昇った月と同じ色で今見ている月とは全然違う色になっています
でもこの写真だとレンズの色収差で出てしまう赤と青の滲みが少ないので月の輪郭辺りにある地形やクレーターを確認するのに便利そうですね!

そして今度は蛍光灯設定です、SP−600UZには蛍光灯設定が3パターンあるのですがこれが一番違いの感じる設定でした
カメラで測光する場所が他と違ったのか暗めで写ったので少し明るさを上げて修正しています、それでも赤味が残るぐらい赤が強調されて写っています
もちろん目で見た色の方は赤味がある黄色(橙)に近い色なので違う感じの赤味になってしまっていますね

見た目に近い設定はやはりオート(太陽光)設定でしたがそれでも同じ明るさで写すと月が明るくなり地形が白トビで写らなくなりますしなかなか難しいものですね
そして人間の目がどれだけ素晴らしい能力を持っているのかと実感させられてしまいます

ところで生き物には目のある種類が多いですね、それは生きてゆくために目という器官が必要だから備わって発達したのだと思います
夜に行動する生き物は暗闇でも見える機能を持ち、遠くから獲物を狙う生き物は遠くのものまでハッキリ見える機能を持ち、生きてゆくのに目が必要ない生き物はその器官さえ備えていません
そしてある波長の光しか判別しない目だったり、色を認識しない目だったり、沢山の波長を見ることが出来る目だったり
その生き物がハッキリと見ることの出来る物はその生き物に必要だったり生きてゆくのに関わる存在だから見ようと機能が備わったり発達しているのだと思います
ですから月の色合いが変わるのを感じたり望遠鏡や双眼鏡を使わなくても地形の違いが模様のように見えたり、夜空に溢れる星々の全てとは言いませんが沢山の星達が見えるのは単に見えているのではなく人間が過ごす生活の中で大昔から必要な存在だったから見えているのだと自分は感じます
でも太陽は・・・さすがに直接見てはいけませんね(笑)