月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

5月12日の月(朧月)

夕方からの雲が広がって夜の月は残念ながらボンヤリとしか見えない朧月、望遠鏡で覗いても光る電球を眺めているみたいで光が広がり月の地形などは見分けられませんねー

観測としては適さない今夜の月ですがお月見としては古の先人達が嗜んだ春の月をボンヤリと眺めてみるのも良いかもしれませんね
春の月と言えば「朧月」が有名ですが題名にも書いたこの「朧月」、実は雲に隠れた月ではなく湿度が上がりボンヤリと光りを広げた月の姿を呼ぶもので雲などでその姿がハッキリと見えない淡い月は「淡月」と呼んでいた記憶が・・・これもハッキリとしていないので「淡記憶」と言う事で(笑)
古典での月の呼び名は色々とあるのですが学生時代にもう少し勉強しておけば良かったなー、当時はアポロや月の探査などばかり興味があって日本ならではの「月を愛でる」文学や風俗にまで興味が無かったなー
古典では他の意味合いがちゃんとあるのかもしれませんが雲に覆われぼやけて見える月を言葉にするなら「雲月」「隠月」「霞月」「儚月」「綿月」とか呼びたくなりそう
あ・・・「隠月」は新月の呼び方になっちゃうか(笑)
「陰月」だと四月の旧暦呼びでありましたね、古典に倣って決められた名前で呼ぶのも良いですし自分が感じたままの呼び名で今夜の月を楽しむのもまた「日本人に生まれた楽しみ」として味わうのも風流かもしれませんね!
雲に姿がボンヤリとしか見えない今夜の月、自分が名前を付けるとすると「目呆月」でしょうか・・・全然風流じゃないですね(笑)